万葉集は、遥か1200年以上前に成立した和歌集。万葉集に親しむには、「学ぶ」ではなく「知る」でもなく、ただ歌を「楽しむ」こと。知識として理解するよりも、歌の世界を純粋に楽しむ姿勢が大切です。
古の歌人たちは、琵琶湖に鯨がいると空想したり、お月さまを網に縫い込んで笠にしたり、と常識を超えた想像力で歌を詠んでいます。
万葉集の第一の面白さは、この歌人たちの「想像力」。さぁ、あなたも古の想像力を楽しみましょう。


1929年、東京に生まれる。東京大学および大学院において久松潜一氏に師事、浩瀚の学を志す。以後高木市之助氏に私淑して感性の学を学び、土居光知氏の薫陶を受けてユーラシア文化学を学ぶ。
目下、日本古代の比較研究を始めとして、日本文化、日本精神史について研究、評論を行う。
主要著書として『万葉集の比較文学的研究』(読売文学賞)『万葉史の研究』(前著とともに日本学士院賞)『万葉と海彼』(和辻哲郎文化賞)『源氏物語と白楽天』(大佛次郎賞)『中西進の万葉こゝろ旅』(奈良テレビ放送文化賞)などがあり、『中西進万葉論集』(全8巻)『中西進日本文化をよむ』(全6巻)を編集、以後の著作による『中西進著作集』(全36巻)を現在刊行中。
長く職を大学に奉じ、大阪女子大学長、京都市立芸術大学長ほかを歴任、日本比較文学会長、東アジア比較文化国際会議会長、日本学術会議会員などをつとめた。
現在、全国大学国語国文学会長、日本ペンクラブ副会長。
2004年文化功労者、瑞宝重光章受章。







